車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 3月31日 (月) - 267日目

天気 : 晴のち曇

体調 : 良好

宿泊地 : 平戸公園

本日の移動 : 小佐々町~日本最西端・神崎鼻~平戸市

走行距離 : 38.1km

累計距離 : 11,002km
本日の出費

食費 : 0円

観光費 : 0円

宿泊費 : 0円

雑費 : 0円

費用詳細 :

現在地 : 長崎県平戸市  ( 全走行図 )

平戸散策

 今日はドッキリが連続した。まずは今朝6時に起きて、昨夜久しぶりに日記をその日に書き終えた為にのんびりとした朝の時間を静かな公園で過ごしたいた。読書しながらご飯を食べていたとき、一台の車が入ってきた。てっきり地元の方がトイレに来たのかと思い、それほど気にもせず、テント内で食事をとっていると「おーい、朝だぞ~」っと言う声が、驚いて覗くと、以前、この旅で知り合った○○さんではないか!なんとビックリさせようとHPを見て来てくれたのだ!なんにも連絡がなかったのでほんと驚いた。こうした再会、ほんと嬉しいものがある。ちなみに名前は本人の意向で○○さんとしたが、今後、分かりにくいので仮名として小佐々町に来てくれたので”小佐々”さんとここでは呼ぶことにする。

 いつもの朝は慌ただしいのだが、今日はHPが更新済みということもあり、また小佐々さんが来てくれたので、そんな慌ただしさを忘れ、のんびり楽しく会話しながら出発準備をすることが出来た。小佐々さん、今日は一日時間が空いていることで、なんとこのあと一緒に行動してくれることになった。小佐々さんは車だが、でも私のペースに合わせて行ってくれる事になった。

 7時半頃、小佐々さんよりも先に公園を出発した。まず向った先は本土最西端の地・神崎鼻だ。少々のアップダウンは続くがそれほど苦にならない程度で8時には到着することが出来た。後に出た小佐々さんはちょっと遅れて到着し、自転車の予想以上の速さに驚いていた。自転車を長距離乗らない方は大概このスピードに驚く。自分も今回この旅で自転車に乗って驚いた一人でもある。。たかが平均時速、私の場合18kmほどだが、でも街中なんかでは車よりも早いくらいだ。また平坦なら30km近くも出せ、意外と早いのだ。自分の力で生むそんなスピードと、いつの間にか知らぬ土地まで進む距離、それが自転車の楽しさのひとつだろう。

 最西端という岬へ到着した私は小佐々さんを待ちながら公園を散策。そして先ほども書いたとおりちょっと遅れて小佐々さんが息を切らしながら、この丘の上へとあがってきた。この芝生の丘から眺める景色は最高で、その景色の感動、美しさをお互い共感しながら楽しんだ。普段一人旅ではできない共に感動したり、喜んだり、または、意見を言ってみたり、反発したりと、共に今の景色、状態を分ち合えることが嬉しかった。

本土最西端!神崎鼻公園
最西端の碑ににて♪

 最西端の地には大きな日本地図が描かれていた。そして本土東西南北四極の地が刻まれていた。そんな地図を眺めながら、まだ未到達な地への不安と期待、そして走行してきたところの達成感、満足感、そして思い出をその地図を眺めていた。そんな地図上で写真をとってもらい、また最西端の碑でも撮ってもらった。またひとつ思い出の残してこの地を9時頃に出発した。

 とくに平戸方面というだけで、とくに通る道も伝えることなく、小佐々さんとそれぞれ出発した。道草好きの私とうまく再会できるか心配であったが、このあとも定期的に何度か再会しながら平戸へと進むことができたのでよかった。

 こうして神崎鼻を出発してすぐ、またドッキリ再会があった。どんどはHN”北松のさっちゃん”という方で彼女も驚かせようと、探しに探して来てくれたのだ!ほんと嬉しい出会いが続く。なんと話を聞くと昨夜も、この辺りにいるだろうといろいろ探しまわってくれたそうだ。そのため最初の一声は「やっとあえたよ~」っという喜びの一声でだった。そんなこともあり、会った早々、そのまま路上で会話が弾み、10分ほど話しただろうか、だが、じきに対向車が現れ移動、すると、また今日探し当てて行きますね~っと待ち合わせの場所を決めることなく行ってしまった。小佐々さん同様、無事に再会できるか心配であったが、でもあとあと再会できたので嬉しかった。意外と会えるものだ。

 こうしてたくさんの出会いに恵まれながら先を急ぐ。っといってもさっそく道草へと走ってしまい、すぐ近くの”神崎教会”に惹かれて立ち寄った。教会内は他と違い公民館のような温かさがあり、畳敷きで、そして置かれるストーブ。堅苦しくなく、自分としてはこんな和の方がやっぱり落ち着き、安心する。

 この先はひたすら平戸を目指した。アップダウン激しく苦労させられたが、でも小佐々さん、さっちゃんさんの応援もあり気持ちよく漕ぎ進むことができた。道の駅・昆虫の里たびらで大きなカブトムシを見ながらちょっと休憩。ここからあとは一気に下って、平戸大橋を渡り目的の平戸市へと入った。

神崎教会
畳敷き&ストーブ付きの
教会内
巨大なカブトくん

 雲はやや多いがそれなりに今日はよく晴れていた、が、このあと午後からは雨の予報でなんと降水確率70%!このあとの平戸観光中、自転車を雨の野ざらしにさせておくのは水害が心配で、この平戸公園の売店の軒下に自転車を置かせてもらって、後は町まで小佐々さんの車で連れて行ってもらえることになった。

 そんな公園でさっきほどの”さっちゃん”さん親子がまた来てくれた。嬉しいことにもう乏しくなったお米と、そして手作り弁当を持ってきてくれたのだ。公園でいろんな話を聞かせてもらいながら、写真をとったりとのんびりと過ごした。ありがとうございました!

探し来てくれた
北松のさっちゃんたちと
さっちゃんの
可愛い子供たち♪

 このあと、車の乗せてももらって平戸市街へと入った。まずは腹ごしらえ。お城脇にあるレストランで定食を小佐々さんにご馳走になった。ほんとお世話になりっぱなしだ。ありがとうございました。こうして腹を満たしていよいよ観光スタート。この平戸市、歴史は深くその中でとくに有名なのは貿易港としてである。戦国期には多くの異国人と交易を重ね、鎖国の世となっても長崎の出島に移るまではオランダの貿易港として賑わったそうだ。そんな史跡。町並みが市内の至る所に残っていた。町は海が細長く入り込んだ入り江状に、両サイドを山で囲まれたまるで小長崎といったような町で、山側へと一歩入れば階段ばかりの町であった。ただ、規模はかなり小さく、対岸までは歩いてもそれほど時間が掛からない距離で、そんな町だから小佐々さんと歩いてのんびり観光することにした。

 まず向ったのは町のまさにシンボルといった堂々とした風格で入り江の片方の山を占め建つ平戸城だ。6万石ちょっとの藩のわりには大きな城郭であるように感じ、その残った城壁やなどはなかなかの見応えがあった。天守はやや小さめではあるが、山のちょうど頂上に建ち展望は最高の場所であった。また逆に市街からは見上げる天守は間近でこうしてみるよりもかなり大きく見えた。ちなみにこの城は昭和37年に復元された鉄筋コンクリートの城である。そんな各建物内には城の歴史から、郷土資料まで展示されていた。藩主、松浦氏は戦国よりも遥か以前、鎌倉時代より始まる家で、この地を統治し続け、それは維新まで続いた。そんな長い歴史を紹介されていたのだが、あまりの長い歴史に小さな資料館では大ざっぱとなってしまっていた。そのため、全体の流れとしてやや掴みにくいところがあったが、でもほとんど知らない歴史ばかりに全てが興味深かった。

豪華昼食!
(ライダーさんより)
平戸城
オランダ橋(幸橋)

 城山を市街へと下って、オランダ橋と呼ばれる江戸期に作られた石橋を渡って、こんどは対岸の山を登る。石段をひたすら上っていくのだが、竹林、寺院の石垣に囲まれた道で、こころ和む上っていて楽しい石段であった。ただ、小佐々さんの方はというと日ごろの運動不足からかかなり参っていた。そんな坂を上りきったところには、”聖フランシスコ・ザビエル記念聖堂”という大きな教会が前面に現れた。名前から察すると中は資料館になっているのかとも思ったが、聖堂内は美しい祭壇が設けられた豪華だが、でも普通の教会であった。この地に来島したザビエルを記念して碑が建てられそれとともに教会の名も改められこうした名前になったそうだ。ちなみにここは昭和6年に建てられた鉄筋の建物であり、建物自体はそれほど古いものではないが、でもそれ以上に風格のある立派な聖堂であった。

寺院と教会の見える風景
趣きある長い石段
聖フランシスコ・ザビエル
記念聖堂

 この先も階段を上ったり下ったりしながら観光は続いた。まさに先ほどにもかいたが小長崎といった風であったが、でも、長崎ほどにはゴチャゴチャしてなく、この町には落ち着きが感じられ、こうして市街を歩いているだけでも楽しく心が和む、そんな雰囲気がどこにでもあった。こうしてのんびり歩きながら石垣、門構えが下手な城以上に立派に残る松浦史料博物館へと入った。ここは藩主松浦氏邸跡と聞いてその立派さに納得。でも、それにしても立派な建物だ。中を見てみようとも思ったが、展示品は歴史の紹介というよりも松浦家に関わる調度品と数々といった様で、それほど興味沸かず、また500円という入館料もあってここは外から眺めるだけで諦めた。でも、そんな邸宅だけでも見応え充分、さらに奥へと進むと、庭園のなかに茅葺の復元された茶室まで建てられていた。

記念聖堂内
松浦史料博物館へ
松浦史料博物館

 市内には至る所にたくさんの碑も設けられていた。それだけ歴史のある町ということだろう。そんなたくさんの碑を眺めながら次に平戸観光資料館へと向った。 ここでも入ろうか迷ったが、受付の方の話を聞くと、その内容がとても興味深く見学してみることにした。そんな中でも目を惹いたのがジャガタラ文である。これは鎖国の強化に伴い、英蘭共に国外退去、それと共に関わりの婦女子もともに主に今のジャやカルタに追放された。そんなジャカルタ(当時はジャガタラ)から発信された手紙がここでは展示されていた。そこには日本への思いがつづられていた。

 また、山鹿素行の遺品や文献も貯蔵されていた。江戸前期の儒学、兵学者で、その教えは長く続き、幕末の代表人物のひとり、長州の吉田松陰もこの地に学びに来ていたそうだ。それら展示物に興味引かれ、また、案内してくれた受付の方の分かりやすい詳しい説明もあって、楽しくまた勉強になった資料館となった。

 そんな資料館でマメ情報も教えて頂いた。今この平戸城下は雛祭りイベント中で、各資料館を幾つかまわるとなんと無料で旅館の温泉に入ることができるということだった。すでに有料施設は2件 、あと無料施設4件まわると無料になる。もう迷わずまわることにした。どこもそれほど遠くなく、また帰り道の途中でもあった。残りの資料館はどこも雛祭り展示場で、いろんな時代の雛人形達が飾られていた。民家にあったり、お土産店にあったりとそれらをのんびり見てまわるのも、悪くはなかった。逆に楽しいくらいで、まさに私にとって一石二鳥のイベントであった。ただ、引きずり回してしまい、歩きくたびれさせてしまった小佐々さんに申し訳なかった。ただ、優しく「おかげでいい勉強になった。」っと言ってくれたのが嬉しかった。今日はほんと朝からお世話になりっぱなしであった。ほんとうにありがとうございました!全ての雛祭り会場をまわり終えた17時ごろ、お世話になった小佐々さんとかたい握手を交わして別れ、そしてゲットした温泉入浴券を手にさっそく入浴へ!通常は800円する入浴が無料!さらにタオル付だらか倍嬉しい待遇だ。のんびり極楽気分を味わって、18時過ぎ、とことこ歩いて平戸大橋の袂の自転車の置いてきた平戸公園へと戻った。

平戸の道
平戸市街を見下ろす
平戸観光資料館にて
雛祭りイベント
お茶菓子で休憩♪
雛祭りイベント
北松のさっちゃんから
手作り弁当♪
 心配した雨はほとんど降られることなく今日の観光を無事に終えたのだが、これから振るという予報で、よい軒下を公園内をグルグルと散策しながら探した。この公園も坂が多い為に散策するだけでも一汗かいてしまう。でも、その甲斐あってよさそうな静かな野宿場所を見つけてそこに移動し、”さっちゃん”さんが作ってくれたお弁当を夕食としていただいた。これがまた美味しいこと!やっぱり手作りは最高だ♪お腹を満たし、そしてあとは日記の更新作業等に入った。3日ぶりにAirHが圏内なったことから久しぶりにネットサーフィンなんかも楽しみながら日記を書き、でも、やっぱり今日も途中までとなってしまい23時半ごろ就寝した。



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