車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 10月6日 (月) - 456日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : 作並のバス停

本日の移動 : 多賀城市~(車)~仙台市観光

走行距離 : 37.1km

累計距離 : 20,753km
本日の出費

食費 : 336円

観光費 : 100円

宿泊費 : 0円

雑費 : 100円

費用詳細 : 観光費:戦災復興記念館、雑費:駐輪料金

現在地 : 宮城県仙台市作並  ( 全走行図 )

リベンジ

 昨日はなんだか慌ただしく不完全燃焼に終わってしまった観光であり、そして献血であった、今日こそは、そんな気合の入った朝は鈴木さん宅にてヌクヌクした布団の中であった。5時半に起床し、そして温かい家庭の中で朝を迎えるのだが、これにほんと幸せを感じる。当たり前のことかもしれないが、こうした変哲もない朝、これが一番朝らしく、ごはんを普通に食べ、そして顔を洗い、そして家を出る。そんなことに幸せを感じながらも、しかし、空いた時間はやっぱりHP作業に今は没頭しているしかなかった。それでも写真をUPするだけがやっとであり、7時、お世話になった鈴木さん宅を後にして駅へと車で送っていただいた。

鈴木さんの愛犬と♪
お世話になった
鈴木さん夫婦

 そんな先でもまたひとつ嬉しいことが、なんと川村さんが駅で待っていてくれたのだ。こうしてまた温かく迎えてくれ、自分はなんて幸せ者だろうとしみじみ感じながらも、また逆に、だからこそ、もっと頑張らなければとも勇気付けられ、さらにはよいプレッシャーともなり、そんなエネルギーをこうして仙台の地でも続いていった。しかし、そんなみんなも同じようにエネルギーを貰ったといってくれるのが何より嬉しい。人から貰ってばかりでは、ただ人に迷惑を掛けているだけの旅であり、自分では苦痛でしかなく辛さにもなる。そう思うからこそ、そうした言葉が嬉しく、さらには、もっとたくさんに人に何かを、人それぞれであるが感じて貰えたらと思い、今日もまたこの宮城の地でも広報活動をしてみようと思っている。自分は目立つこと、それがはっきり言ってしまえば苦手なタイプで、広報活動なんてガラにもないことであるが、しかし、鈴木さん、そして川村さんにエネルギーを頂いて、そして今日の仙台の1日、さらには広報活動へと向っていった。本当にありがとうございました。

 8時。こうしてまた一人へと戻り、昨日のリベンジとばかりと観光再スタートだ!と意気込んでまず向った先は昨日時間的に行けなかった青葉城で、ここでは下からのんびり歩いて散策した。しかし、残念なのが散策というほどの城跡が残ってないことで、建物としては大手門に復元された櫓くらいなもので、何かあるだろうと期待して登った本丸跡地には城の痕跡は全くなく、唯一それを偲ばせるものと言えば政宗公の銅像だろうか、ただ、それを見て、そして同敷地内に建つ護国神社に参拝し城跡を後にした。ちなみに石垣は一部見事に残るみたいだが、現在はそれすら修復作業中で見ることはできなかった。有名な観光地だけに期待した分、拍子抜けしてしまうところになってしまった。

青葉城(仙台城)
伊達政宗像
宮城県護国神社
戦災復興記念館にて
 お次は戦災復興記念館へと足を運んだ。師団が置かれ軍都の町とも呼ばれた仙台だけに大戦末期の空襲は激しかったそうで、その戦災とそして復興の歩みをここで紹介していた。20年7月10日、火の雨が突然襲い2時間余りで街の中心部は焦土と化した。そんな空襲の恐ろしさをまじまじとここでは感じ、そのあまりの現状に目に涙さえ堪えるほどであり、そして改めて戦争という行為の愚かさをも知る貴重な資料館であった。また、それに反し、復興面では人の力強さをも感じさせてくれる。仙台の区画整理された美しい町並みはこの時に出来上がった。道路がどこも広いお蔭で、都市の割には混雑感はなく、実際に私も自転車をそれほど苦もなく走ることができた。こんな道路ではあるが、区画整理当時はこんな広い道路どうするだと苦情も殺到したという。舗装もされず、砂埃が舞い、雨の時には広大な沼と化し、一時は酷い状態だったそうだが、しかし、その苦労の末に今のような並木揃う見事な町並みの仙台が出来上がったのだった。それを改めて自転車を漕ぎ進めて実感しながら次に向った先は広報活動。あまり気は進まなかったのだが、「これが自分の旅の仕事のひとつだろう」と自分に言い聞かせて各社に電話を入れる。そしてお願いできたのが河北新報さん。さっそく伺っていつも通りの取材を受けた。

 さて、取材後もまだまだ観光を続く。と、ほんとうなら言いたいところなのだが、しかし今日は月曜日であり他の行きたいところはほとんど定休日。昨日に無理して入った市立博物館も定休日であり、今思うと昨日に入ってよかったとホッとしている。しかし、それにしても行ける所が今日はなく、結局はこれで観光を終えてしまうことになってしまった。しかし、この仙台ではもうひとつまだやり残していることがある。それは献血だ。昨日時間を削ってまで必死に行ったはよいが、あまりの混雑の為に出来なかったという悔しさをリベンジ!向った先は一番町献血ルームで昼前には入り、今日は平日のこの時間だけにほとんど居ないだろうと思ったが、それでもそれなりの人が訪れ混雑するほどではないが賑わいを見せていた。そんな中、今回も成分献血♪ありがとうございました。(献血ページ・献血掲示板)

リベンジ献血♪
一番町献血ルームにて
大崎八幡宮(国宝)

 こうしてリベンジを済ませたのだが、しかし今日では問題もあった。昨日夕方出来ていればその後、行動することもなかったのだが、まだ昼を過ぎたばかりの今日、さらには観光を終えてしまった今、この仙台を離れるしかなくなってしまった。いや、先を急ぎたいのだが、しかし体調を崩さないかとやはり心配になってしまうのだが、それでも行かなければと充分に献血ルームで休息をとってから、呼吸が上がらない程度にのんびりと山形方面へと向けて自転車を漕ぎ始め、また道中さらなる休息を兼ねて当初は行く予定ではなかった大崎八幡宮へと立寄ったりもした。ちなみにここは国宝の見事な本殿が迎えてくれるはずであったが、先日に聞いていた通りの修復工事中であった。

 のんびりと坂を漕ぎあがっていく。時間的にはこのまま突き進み峠を越えて天童へと入ることも可能だろうが、しかし体力を考えて本格的な上りが始まる峠前までにすることにし、時間に終われることなく、汗をかかない程度に緩やかな坂を漕ぎあがっていった。そんな時である。まるで早すぎるよ!漕ぐのをやめなさい!と警告されているかのように突然の雨が襲う。濡れるのはまずいと思い、慌てて軒下へと避難し、そこで1時間弱の雨宿り・・・ 予報では今日も「晴」の一言のはずなのに、最近毎日雨に降られているような気がし、今回もかなり気も重くもなってしまうが、それでもまだ急いでいないだけまだ助かり、雨が上がるのを待って再出発した。

 さて、寝床はどこにしようか、公園らしい公園はなく、駅寝しかないのだろうかとも思うのだが、しかし駅寝だけはどうも好きになれない。人の出入りが多いだけにそこに居るだけで不審な自分物に見られ、また不安を与えてしまうのが辛く自分にはどうも耐えられない場所だからだ。他にどこかないかと探しながらゆっくりと漕ぎあがっていった。そして本格的に峠へと登り始める手前になるだろうか、作並にパーキングエリアを見つけ、よし、そこにしようと意気込んで行ったはいいが、思ったよりも寂しいパーキングエリアで水もなく、結局は最後は屋根を求めて、そのすぐ手前の小さなバス停に寝床を求めることにした。ただここも人の出入りがあるのではと心配したのだが、バスの本数が少なく結局はこの後、誰もくることなく悪くはない寝床となった。いや、正確に言えば一人きた。訪ねて来てくれたというほが正解で、仙台よりバイクで、たぶんこのルートのどこかに居るだろうと探し来てくれたのが岡さん。気温すでに10℃切る寒い中、ひとり震えていただけに嬉しく、また逆に申し訳なくと思いながらも、ここでもお互い震えながらやっぱり旅の話で盛り上がり楽しい時間を過ごすことが出来た。ありがとうございました。

 この後はHPだ!と気合が入るが、しかし身体はついて来ず、結局そのまま寝てしまい日記をさらに溜めることとなってしまった・・・ どうしようと悩みながらもこの後、もう起きることはできなかった。

なんと雨が・・・
今日の寝床はバス停?!
探して訪ねてきてくれた
岡さんと♪

 ★今日のお食事♪
 ・朝食 : 鈴木さん宅にて土地のものいっぱいの朝食
 ・昼食 : おにぎり×2・菓子
 ・夕食 : おにぎり・つけもの




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