車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 7月13日 (日) - 371日目

天気 : 曇時々晴

体調 : やや風邪?

宿泊地 : 道の駅・島牧

本日の移動 : 奥尻町~瀬棚町~島牧村

走行距離 : 87.1km

累計距離 : 16,332km
本日の出費

食費 : 1975円

観光費 : 0円

宿泊費 : 0円

雑費 : 2710円

費用詳細 : 雑費:フェリー代(2710円)

現在地 : 北海道島牧村  ( 全走行図 )

島を後に・・・

今朝も霧雨・・・(T_T)
 今日は島の北部をまわってフェリー埠頭まで戻りまた北海道の大地へと戻ろうと、ちょっと慌ただしく出発準備。フェリーの時間が12時40分発と決まっているのもあり、またこれを逃すと今日は帰れなくなってしまうためもある。なにせ1日2便、小さな島だけはある。ちなみに埠頭までは北部をまわっても大した距離ではないのでが、ひとつ400m近くまで登る峠があるため、決して楽な道程ではない。また今日も昨日に引き続き北からの強い風が吹き荒れ、さらには小雨と共に襲う。5時に起き、今日もHPの更新をしながら自炊と慌ただしく励むが、出発の8時までにはとてもHPは終わらず今日も途中にしてキャンプ場を出発した。ちなみに共にキャンプ場で泊ったベーヤンさんは朝は早く、6時過ぎには出発していった。

 まだ霧雨やまぬなかを、今日も奇岩を見ながら風に逆らって進む。そしてこの後は峠越えだ。黙々と約1時間半かけて上って行くが、でも一定の傾斜の登りと、そして身体のリズムができると意外にもスイスイ登っていくことができた。ただ、こう書くと楽勝のように思われるかもしれないが、やはりもうヘトヘトになるくらいに疲れる。もうメチャメチャ疲れるのだが、でも、自分が思っていたよりは400mという標高に到達するのに早く、またリズム良く進むことができたというだけである。

奇石の数々
峠にアタック中!!
ダートだぁ~!!

 下りは軽快に気持ちよく?!そう書きたいところなのだが、実際は途中から狭いダートとなり悪戦苦闘しながらの長い長い道程となってしまった。ただ、気持ちをよくしたのが、先ほどまでの霧雨が嘘のように止み、そして青空ばかりか強い日差しまでも照り注ぐ天気へと、みるみる変わっていったことだ。これにはさすがに気分よく漕ぎ進み、そして賽の河原と呼ばれる北端の岬へと到着した。ここは定番観光コースに入るらしく、津波館同様に大型バスが何台か入っていた。真新しいお土産屋が1件だけ立っているが、災害前は3件ほどあったらしく、全て流され、また亡くなった方もいるそうだ・・・ だが、今は人で賑わい、その様子を窺えるようなない。ただ唯一岬の先に亡くなった方の碑が静かに建てられていた。

 この岬の名前からも窺えるように、ここは霊場としても有名な場所らしい。浜には無数に石が積み重ねられ、またそれらを祀る社も建てられていたが、どれも真新しく、またその社も掘っ立て小屋のような造りの粗末なものであるが、津波が襲う前はどうだったのだろうか?また、この岬の様子も今とは全く違うものだったのだろうか、今の私には全く分からず、ただそれを想像するしかなかった。

ようやく、稲穂岬灯台
霊場・賽の河原
霊場・賽の河原
霊場・賽の河原
宮津弁天宮

 岬を越えて今度は南へと進路をとると面白いように自転車は進む。もちろん追い風の為だ。スイスイと漕ぎ進み、一気のフェリーターミナルへと到着した。さあ、ここで今朝できなかったHPの更新をしようと意気込んでターミナルに入ったのだが、中は団体客で埋め尽くされていた。とても座って落ち着いて休めそうなところなどない。それでも、なんとかベンチを見つけ、落ち着くことができたが、でも、ここでは電源を取ることができず、結局はHPを進める事はできなかった。ただ、地図を眺め今後のコースを検討したりし、時間を過ごした。

豪華な昼食♪
 そんなときである。島を走っているのを見たよ!と、あるご家族が声を掛けてきてくれた。そして「なにか美味しいもの食べなさい!」と言ってなんと餞別を!もちろんいつもの通りお断りするのだが、やはり断りきれずに頂くことに・・・ ありがとうございました。そして、空腹を堪えていただけにさっそく食事をしにターミナルすぐ前の小さな食堂へと入った。目指すはもちろんウニ丼だ。普通ならとても高くて食べられないのだが、先ほど頂いた餞別のこともあり、ここは奮発して注文した。が・・・ なんと一足遅く、今、今の今、品切れとなってしまったところであった。「うわー・・・」、と悔しがっていると、なんと残った端のウニをくれると言う。ただ端と言っても、普通のうに丼なら充分できるほどの量は充分にある。ただ、ここで出している大盛りウニ丼が出来ないだけである。それをなんとサービスで頂き、そして自分はイカ刺し定食を頂いたのだが、ウニもあるだけにもうメチャメチャ豪華なこと!自然と笑みを溢しながらペロリと頂いた。ありがとうございました。

 1泊2日の短い時間であったが、こうして奥尻島を後にした。帰路のフェリーはターミナルの混雑以上に人で溢れ、座るところもままならなかった。ただ、私は超特急で乗り込み、席を確保した為にコンセント脇の席をなんとか確保することは出来たのだが、席の方はドンドン押しやられ、結局最後は足を縮めてなんとか座れるほどのスペースとなってしまった。これではとてもHPを更新するといったことは出来ず、また船の揺れも思ったより激しく、すぐに横になり眠りに入った。ちなみに横になるといってももちろん足をグッと引き付けて丸くなっての辛い姿勢であった。

 14時過ぎ、船は無事に瀬棚へと入り、そしてまた新たに北海道の大地を北へと北へと漕ぎ出した。こちらもやはり向かい風で苦しめられるが、それに負けじとセッセ、セッセと約50km、今日の目的地の道の駅・島牧へと入った。実はここで今日、以前大阪通過時に知り合ったシェフと今日再会することになっている。函館を今日の午後、出発したということで、まだもう少し時間が掛かるだろうと思い、それまで溜まりつつあるHPをと休憩所でHPの更新作業を始めるが、そこへタイミングがいいのか悪いのか、さっそくシェフ登場!久しぶりの再会のお互い喜び合い、すぐにPCを閉じて夜の宴会の為にさっそく買い出しへ!ただ、ここからスーパーまでは数キロ離れているために、やや疲れたものの、それでも、この後、ふたりで飲んだお酒は格別♪!、また料理好きなシェフだけに晩のおかずも豪華に!いつもはない華やかさでお酒も進み、またそれと共に会話も弾み、たった2人だけの宴会ではあったが、でも、多いにも盛り上がって楽しい夜を過ごし、就寝は12時過ぎとなった。

道内へ復帰!
綺麗な夕日♪
シェフと再会!
飲みすぎました(汗)

 ★今日のお食事♪
 ・朝食 : ごはん&レトルト丼
 ・昼食 : イカ差し定食・うに・パン×2
 ・夕食 : 具沢山焼きそばなど




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