車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 4月6日 (日) - 273日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : 佐藤さん宅

本日の移動 : 福岡市~宗像市~遠賀町

走行距離 : 60.1km

累計距離 : 11,315km
本日の出費

食費 : 350円

観光費 : 400円

宿泊費 : 0円

雑費 : 2625円

費用詳細 : 観光費:東郷資料館・宗像大社神宝館、雑費:フロントエアサス用空気入れ

現在地 : 福岡県遠賀町  ( 全走行図 )

宗像大社に導かれ

 昨日の寝不足から今日はちょっと朝寝坊。快適空間で8時に起床した。でも気持ちは「しまった!寝坊した!」っと焦り、もう必死で今日も日記の更新作業。朝食をご馳走になりながら進めるが、結局終えたのは10時過ぎであった。それから自転車に荷物を積んだりして、出発は11時となってしまった。3泊もお世話になったRANBUさんに厚くお礼をいい、そして次の再会を約束し、久しぶりの重い自転車でヨロヨロしながら北へ向けて出発した。ありがとうございました!♪

 旅の中での人とのふれあい、これが一番楽しく勉強になることばかりだ。たくさんの出会いに感謝し、また新しい出会い、それを願いつつ、まずは国道3号線を北へと向かい、RANBUさんに教えて頂いた自転車店を目指した。フロントエアサス用の空気入れを買う為だ。昨日も数件まわって探したが、置いてなくあっても5000円と高価でとても買えずに断念した。ただ、買わないと今もこの先もかなり苦労し、また危険である。そのため、その店で安くあることを願いながら向った。今日の道はアップダウンは少なく、そして何より嬉しいのがほぼ無風という条件であった。快適に距離を延ばし、古賀市へと入りそして例のお店発見!さっそく中を散策すると、もう品揃え豊富でビックリ、なにからなにまで何でもそろえてるような巨大な店で、それだけの規模だけに探している空気入れもあり、また2500円と格安!迷わず購入し、その先の公園でさっそく空気をいれ、そして自転車に取り付ける。またサスが復活して快適そのもので再出発を果たした。

RANBUさん姫さんと
お別れ・・・(T_T)
エアサス用空気入れ
購入~♪
RANBUさんから頂いた
ボトルゲージ&
買った空気入れ

 サスのありがたみには特に市街地を走ると強く感じる。歩道の段差も今まで空気が少ない状態ではサスは動くことなくガタガタ・・・ そしてきつい段差は前にも触れたがブレーキが勝手に掛かってしまう。その恐怖と戦いながらの走行から逃れ、さらには考えられないほどの段差のショック吸収♪もう快適さに嬉しくなってこのあとも気持ちよく距離を延ばしていた。

大峰山公園より
 この先、3号から外れて海沿いへと戻った。情報を頂いた東郷公園へと行ってみるためだ。もちろん名前の通り、あのロシア・バルチック艦隊を破った提督だ!そんな東郷さんの偉業を称える為にこの神社が創立されたそうだ。この地はその古戦場である日本海を見渡せる地にあり、そんな静かな海原を見渡しながら「旅の必勝」を祈願し、そして併設された小さな宝物館へと入館。いろいろな関係文書や巨大な三笠の模型、そして横須賀に保存してある実際の三笠の写真がたくさん展示してあり、横須賀へと行く楽しみが何倍も膨らませながら、境内を後にした。

 ちなみにこの公園、海原を見渡せる地だけあって、大峰山といった海へ突き出た小さな山の上にある。自転車で上るのはしんどく、あると聞いていた遊歩道から上ろうと探すがそれがなかなか見つからずに、結局、車道を自転車で漕ぎあがり、予想以上の坂に大汗をかいてしまった。でも、突き出た半島状の先の山だけに展望は最高で、山頂にある日本海海戦の碑から臨む海原、山野は最高のものであった。また辺り一帯は桜の木で覆われ、たくさんの花見客で賑わい、春の訪れを、また日本文化を感じながら公園を後にした。

東郷神社筑前国分寺跡
資料館には巨大な三笠
日本海海戦の碑

 こんどは宗像大社を目指した。でもその前にちょっと腹ごしらえ。もういつの間にか14時になろうかという時間でお腹はペコペコ・・・ どこにでもある”ほか弁”で昼食を購入。変哲もない弁当だが、これが安くて最高にうまい!!セール中で揚げたてが300円なのだから堪らない♪お腹を満たして大社へと向った。

 今日は日曜日だけあって宗像大社も大賑わいであった。またその神社の知名度・歴史・そして土地の方々の親しみも深いのだろうということを実感。桜咲く中、古事記にも唄われている日本最古の神社のひとつであるこの宗像大社を参拝した。古事記に唄われているだけあって、いろんな神様の話(神話)が伝わっていて、この後に入館した神宝館ではそんな歴史も学んだ。ただ、古事記の内容だけは難しく、ほとんどそのことについて理解できないままいつも終わってしまう。○○姫神・・・ ○○大神・・・などなど覚えにくいこともその理由のひとつだろう。でも、そんな太古のロマンに触れるだけでもとても楽しく、またいつかしっかり勉強して見ようとも思う。ちなみにここは「道主貴」という”最高の道の神”で、名の通り交通安全の神様としての大社で、もちろん安全をここでは強くお願いした。

 隣接された神宝館内には”神の島”と呼ばれるこの遥か沖合いの島「沖ノ島」で祭祀が古くから大々的に行われ、その当時の宝物が幾つもその地より発掘されたそうだ。それらがこの神宝館に展示され、そしてどれもこれも国宝!!その物凄い量にも驚かされた。

宗像大社
桜満開!♪(宗像大社)
宗像大社神宝館
日高さんに誘われ
みんなで夕食♪
 帰路、同じ宗像大社内に油彩のギャラリーがあったのでそこも見学、絵の勉強もして先へと急いだ。もう16時過ぎ、今日はこの先の遠賀川の河川敷公園に野宿地を求めて出発した。垂見峠という小さな峠を越えて気持ちよく先へと進み、もうすぐ遠賀川というところで、ある方に声をかけられた。「今日はどこで泊るの?」そんな問いかけから始まった会話、この先の河川敷を予定していることを伝えると、なんと、よかったら家へこないかと誘ってくれた。もちろん即答でお願いし、数キロ先にあるご自宅へと案内してくれた。こんな数キロの道のりでもさらなる出会いが!それは北九州にすむ方で連絡を以前とっていたが、その返事の電話が入ったのだ。日高さんという方で、以前、信州・白馬岳登山中に知り合って、今回再会できるという嬉しい電話だった。夕食を一緒にできないかということで、その旨を今日お世話になる佐藤さんに話、そしてなんと待ち合わせ場所まで送ってまでしてくれた。そんないろんな方にお世話になりながら、そして楽しい夕食会♪日高さんの入っている山岳会の皆さんと共に山の話などなど、美味しい料理と共に花が咲き、最後まで大盛り上がりで北九州でも思い出、出会いをたくさん作り、そしてまたの再会を約束して、その時を楽しみに22時頃お別れし、佐藤さん宅へと戻った。

 佐藤さん宅、ほんとここも温かいところで、夜も会話に花が咲いた♪こうして楽しい団欒はあっという間に過ぎて行き、そして0時半ごろ就寝した。ありがとうございました!♪ちなみに佐藤さん、いつも宗像大社にお世話になっているそうで、このお宅へ導かれたそう感じた日であった。




自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・