車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 2月19日 (水) - 227日目

天気 : 曇時々雨

体調 : 良好

宿泊地 : 楽園キャンプ場

本日の移動 : 石垣島~小浜島観光~石垣島

走行距離 : 38.0km

累計距離 : 9,242km
本日の出費

食費 : 630円

観光費 : 1960円

宿泊費 : 0円

雑費 : 1705円

費用詳細 : 観光費:フェリー(石垣~小浜往復)

現在地 : 石垣島  ( 全走行図 )

雑費:小物・水彩用具

 この沖縄県に来てから気持ちよく晴れた日はほとんどない。いや、全くないと言っても言いすぎではない。昨日は久しぶりに晴れたが、でも、朝夕はどんよりした空模様で、いつ雨が降り出してもおかしくない重い雲が立ち込めていた。そして、よく晴れた本島の平和記念公園観光時も夕方には小雨がぱらついていた。あとはいつも重い空模様だった。でも、そんな天気でも時折、晴れ間も覗くから変な天気だ。沖縄の気象には詳しくないのでこれが普通なのかどうかさっぱり分からないが・・・

 今朝もいつも同様に6時半に起床して、今日も日が昇る前から日記の更新作業から始まった。そして辺りがようやく明るくなり始めた頃、突然、バラバラっというテントを叩きつける音が・・・ そう雨だ。そんな嫌な空をテント内から覗く。お願いだから止んでくれ、朝食が作れないではないか・・・ っと一人ボソボソ言いながら、HPの更新作業を急いでいた。

朝、テント内から外
朝食は味噌汁は
豆腐とほうれん草♪

 心配していた雨はじきにあがって、さっそく朝食準備に取り掛かった。お米を炊いて、おかずは昨日買った豆腐と、頂いたほうれん草で豪華味噌汁♪そんな調理と平行して日記を急いで終わらせた。

 朝食をとり片付け終えて時計を見ると9時・・・ あっ、9時10分の便に乗りたかったのに、間に合わなかった・・・ 残念だが、次の10時半の便までのんびり待つことにした。その間、この先の予定をさらに厳密に立てる。これがパズルのように大変なのだ。帰路も離島をまわりながら戻るので、島によっては週一便しかないところがあるから辛い。そして実際にそのフェリー会社に電話して聞いて見ないと出航日が分からないところもある。そのため、今朝の2件のフェリー会社に電話して船便を確認した。そして3月12日に鹿児島に再上陸という予定を立てた。それまでこの南西諸島を存分に楽しもうと思う。

 そうしている間に出発の時間だ!今日はどんな旅になるだろうかワクワクしながら港へと向かった。この高速船、基本的には自転車は載せることができなのだが、船長判断で積荷が少なければ載せてもらえるのだ。ちょっと不安はあったが、お願いしてみると快く載せてもらえた。さらには無料♪(ほんとうは有料です)どうやら船長人柄によるらしい・・・ 

 10時半予定通り出航!♪今日の高速船は団体客が入っているらしく満席でちょっと居づらかったが、でも25分のあっという間の航海。そして、小さな離島”小浜島”へと降り立った。ここは昨年のNHK連続ドラマ「ちゅらさん?」の舞台!それを見ににたくさんの方が訪れているという。でも、私の場合は、そのドラマを全く知らない。他の人は「ここだここだ!」とか喜んで観光していると思うと、知らない自分がちょっと寂しい・・・ でも、まあのんびり島を見てみようと思う。

 島に到着してまず向かったのが、目の前の「観光案内センター」と大きな看板を掲げたところへと入ってみた。もちろんこの島の情報を調べるためだ。でも、そんなつもりで入ったのだが、実際はの様子は全く違っていて、ただの車・自転車レンタル店といった感じであった。そこにコピー紙で出来た簡単な島観光マップがあったので、貰えないかと聞くと、これは自家製でレンタルされた方じゃないと挙げられないとのこと、うーん・・・ 観光案内所じゃないのか!っと、不適切な看板にちょっと幻滅しながら、適当に島内を走ろうと出発した。

 のどかな景色が広がり、心が和み、鼻歌を歌いながらの気持ちよい走行♪そして見つけた定食店で昼食用にお弁当を作ってもらって、さらに島内を散策する。ほんとここは時間の流れはゆっくりで、自分もゆっくりになれる。そんな流れが大好きで、その時間の流れを楽しんだ♪

のどかな小浜島の風景
昼食はここで購入!
安くて美味しかった♪
頑張る牛とおじちゃん

 こうして、まず最初に向かったのだが、島の最高峰・大山山頂だ!最高峰というと大したものに聞こえるが、標高は100mも満たない丘のような山で、それも自転車では50mほどの標高まで、あとはのんびりと遊歩道を歩いて登った。だーれも居ない静かな展望台でのんびり満喫。でも、ココから先が最悪、とても鼻歌を歌う気分になれないほどの雨がザーっと降り始めた。幸い、この展望台は屋根付きで、そこでそのまま雨宿り・・・ このあと20分ほどで止んでくれたので助かった。

 雨上り、また気持ちよく走り出して今度はアカヤ崎、ここで、また豪雨に打たれ、こんどは屋根なし、急いでカッパを着て、ザック等も防水対策。この先はしばらく雨が続き悲惨な走行となった。でも、細崎へ着いてしばらくすると雨も止んでくれて、今度は晴れ間まで顔をだしてくれた。ほんとへんな天気だ。でも、ポカポカして気持ちよく、ここで昼食タイム♪先ほど買ったお弁当、これが美味しいこと!そして、ここでポカポカ温かい日の本、読書タイム♪ほんとは絵を描きたかったが、雨が心配な為に読書♪でも30分ほで睡魔に襲われて、そのまま堤防上で昼寝・・・ 1時間ほどの気持ちよく就寝した。

最高峰・大山山頂より
牛の慰霊碑が立つ
アカヤ崎
細崎公園の巨大マンタくん
牛いっぱいです
 14時ごろ、眠い目を擦りながら再出発!今度は島の東部を散策。意外にこの島、似合わずに大型レジャー施設がある。大型別荘地や、テニス、ゴルフなどの総合レジャー公園?などがあり、そんなところは綺麗だが、でもやっぱりガッカリするような見た目だけの寂しい景色だ。

 そんな公園を横目に通り過ぎ、脇道から浜へと出た。そこから10分ほど浜を歩くと史跡がある。ここは”あやっぺ”の観光本で見た所なのだが、潜航艇?の基地跡で朝鮮人などが強制労働によってつくられた壕が今もそのまま残っているという。今は小さな鳥居が建てられていた。その下に壕があり、中はいかにも人工的に作ったという真四角な洞窟であった。さすがに中に入るのは避け、外から撮影して後にした。

静かな砂浜を
10分ほど歩いて・・・
戦時の潜航艇壕跡
中は不気味・・・
(入り口より)

 この時には天気は回復して青空が広がりだした!今夕から雨と言う予報だったが、こりゃ、外れたかな?っと思うほどの青空!そんな熱い日に誘われて絵画と行きたかったが、でも、よいスケッチ場所が見つからず、そのまま元も港へとたどり着いてしまった。またこの後、集落へと行ってみようかなとも思ったが、でも、やっぱり天気予報が気になって、ちょっと早めに15時半の便で石垣島に戻ることにした。

 帰路の便もほぼ満席、また違う団体客が乗り込んでいた。その息苦しさを耐える事、30分、石垣へと戻り、まず向かったのが、文房具店探すが、なかなか目的の透明水彩画が見つからない。そんな探し中に、100円均一に寄って小物を購入(生活消耗品)したり、スーパーに寄って夕食の買出しをしたりした。ただ、そのスーパーから一歩も出られなくなってしまった。それはバケツをひっくり返した大雨だ!ものすごい豪雨で視界がなくなるほどで、さすがに出発するわけにもいかずにスーパー内で待機すること1時間弱、ようやく小雨へと変わってくれて出発することが出来た。それにしても雨が多い・・・

 このあと、教えてもらった文具専門店に行って、ようやく絵具を購入することが出来た。目的のものを揃えてキャンプ場へと戻った。そのころには雨もあがってくれたが、今度はテントを吹き飛ばす勢いの強風、その中、必死で夕食の簡単マーボー豆腐を作って食べた。あとはPCと睨めっこしながら、ブルーシートの雑談所でのんびり他のキャンパーと会話を楽しみながら過ごした。そして23時頃に就寝した。




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