車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2002年 12月12日 (木) - 158日目

天気 : 晴時々曇

体調 : 良好

宿泊地 : 道の駅・アリストぬまくま

本日の移動 : 総社市~矢掛町~福山市~沼隈町

走行距離 : 91.5km

累計距離 : 6,386km
本日の出費

食費 : 0円

観光費 : 200円

宿泊費 : 0円

雑費 : 2814円

費用詳細 : 観光費:福山城、雑費:タイヤ&チューブ・生活雑貨

現在地 : 広島県沼隈町  ( 全走行図 )

頼りなさそうだが・・・

 旅中なのだから出会いあれば、かならず別れもあるのだが、これだけは何度経験しても慣れるようなものではないので、辛いものだ。今回も温かく迎えられ、そして連泊までさせてもらった。そして夜は暖かい部屋の中でテレビを見ながら楽しい団欒。普通ならこれが当たり前の生活かもしれないが、私にとってはまさに天国で、どれだけ幸せだったか。でも、出発しなければならない、気の会う友と別れ、寒い冬の中へとまた出発するとき、改めて自分が旅人であることを実感し、その旅人であるからの出会いの嬉しさと、そして寂しさを実感しながら、また新たな旅に期待してお世話になった東さん宅を出発した。寂しさをグッと堪えて・・・

出発前に記念写真♪
(左・いくちゃん 右・東さん)
 そんな今朝は8時起床。昨夜はこの旅最高の夜更かしである、3時過ぎの就寝。HPを更新したり、また、暖かい部屋での会話、まさに天国で気づいたらこの時間になっていたのだ。眠い目を擦りながらの必死の起床、まずはシャワーを浴びて目を覚まさせた。そして朝食、買ったり頂いたりしたパン、そして昨日買って余ったおにぎりやおはぎを食べた。それから、外してあった荷物を自転車に積み込み、出発準備完了。そのときにバイトを終えて帰ってきた、いくちゃんもとも一緒になり、3人で、出発前の記念写真。そして、9時半に寂しさいっぱいでの出発となった・・・  お世話になりました。ほんとうに楽しかったです。

 国道486号を走って、まずは矢掛の宿場町を目指した。途中、突然の腹痛でスタンドに駆け込むというハプニングもあったが、すぐに復活して、向かい風の走行ではあったが、快適に進むことが出来た。これも休養のおかげだろう。足の筋肉の痛みがほとんどとれていたのが嬉しい。

 順調に進み、11時頃に矢掛宿へ到着。ここには大名などが参勤交代の宿として使う、本陣や脇本陣を訪ねてみた。脇本陣は週2日だけの公開で今日は休館日、本陣の方は開館していたが、料金を見てビックリ。400円と意外に高く迷った末、そこのパンフレットだけを見て先へ行くことにした。まあ、今まで同種の建物をいくつも見てきたので、中の様子は大体分かる。あとはこのパンフレットで充分だった。

矢掛宿・脇本陣
脇本陣にて
矢掛宿・本陣前にて

 こうして、ちょっと変わった建物の矢掛の郷土美術館を横目に出発した。道中、高屋では子守唄の里として駅前ではちょっとした情報が書かれていた。そしてまた、赤い風車を手にした銅像にも惹かれてちょっとここで一休み。そしてここで、ここへ来るちょっと前にある、車で移動中の方から頂いた、パンを昼食代わりに頂く。ありがとうございました!♪

 こうして力を付け、さらに先へと進み、こんどは神辺宿を散策。こうして路地に入って散策するとほんと楽しい。国道沿いにはない風情がある。そして、こんどは神辺の本陣を見て走り、そして今日の観光で一番気になるところである、ホロコースト記念館に向かった。ちなみにホロコーストとは「 大惨害。大虐殺。特にナチスによるユダヤ人大虐殺を指すことが多い。ユダヤ教の全燔ハン祭の丸焼きの供物が元の意味。」(広辞苑より)という意味だそうだ。そんな今までとちょっと違った記念館に興味をもち楽しみにして向かった。

矢掛町・郷土美術館
子守唄の里・高屋
神辺宿・本陣前を走る
教会と併設しているホロコースト記念館
 だが、地図通りの場所にいってもその記念館がない!その辺りを散策しても見つからない。看板すらないのだ。よほど小さくマイナーなところだろうか・・・ 心配になりながら何度も探すがやはり見つからない。さらに広域に探すと、川の対岸にちかくに、なにやらそれっぽい建物が見えた。さっそく行って見ると案の定、ホロコースト記念館だった。それにしても、地図とはかなりかけ離れた場所にり、ほんと苦労させられた。

 ちなみに入館は嬉しいことに無料、だが、なんと今日は休館日だった。一日おきの開館でその1/2の確立の見事外れてしまったのだ・・・ これにはちょっとショックを受け、足取りもやや重くなって、こんどは福山市街へと向かい走った。

 その市街へと入るために小さな丘を越えたところだっただろうか、またある車が前方に止まっていて呼び止められた。するとお菓子を餞別をくれるという。餞別のほうはお断りしようとするが、やっぱり断りきれず、また、その彼女も同じく今、お遍路中でお接待されたからと言う。ありがとうございました。

 こうして、いろんな人から応援されながら、また走り始めたのだが、すぐに異変が・・・ なんと前輪がパンクしているではないか!ちょっと広くなっている路肩まで押していき、そこで仕方なくパンク修理。今回はそれほど時間も掛からずに20分ほどで修理完了。そして再スタートを切ると、なんとまたすぐにパンク!それも、ものすごい音でシュー!!っとこんどは抜けてしまった。そしてタイヤを見てみると、リムとタイヤとの接触部が裂けてしまっているではないか!たぶん、前回パンクしたときに数キロ、押して歩いたのだ原因だと思う。それが今回パンクしたときに悪化したのではないかと。パンクした状態で重い荷物を積んで押すだけでもかなり負担がかかるようだ。今後、気をつけよう・・・ っと反省する前に、修理しなければ!もう、タイヤ&チューブ共にダメそうである。仕方なく自転車を押して市街へと向かうと、ちょうどよくホームセンターがあったのだが、こういうところでは、ロード用の太いタイヤは置いてなく、他の自転車店の場所を聞いて、そこまで2kmほどをとことこ自転車を押して歩いた。

 30分ほど歩いてようやく到着。だが、そこでも同タイプのタイヤはなく、仕方なく少し細いタイヤを購入した。だが、店先を借りて付けてみるとさらに細さが目立ち、この太さで大丈夫だろうか?っと心配になる。さらにそのタイヤの溝もロードと専用という作りでさらに頼りない。だが、そんなタイヤでも走ってみると意外に快適。前よりもスムーズに進むことが実感できるほどだ。だが、段差での衝撃は前よりも激しくなった。やはり当たり前のことだが、利があれば欠点がある。

 なにはともあれ、時間は食ってしまったがとりあえずまた旅に復帰して福山城へと向かった。もう時間は16時になろうとしていたため、城を見るだけが精一杯で、もう城内の見学は諦めていあtのだが、やっぱり行って見て大迫力の城を前にすると入りたくなってしまった。料金も200円と安いことから駆け足でもっと思い入館。展示物のそれほど引かれるものがなく、時間も思ったよりも掛からずに見学できた。またこの小時間でも苦もなく城を後にすることができた。一番よかったのはやっぱり天守閣からの展望であった。

赤く染まりだす福山城
福山城の勉強中・・・
福山城・天守にて

 もう16時半、このあとまだ十数キロ先の道の駅まで行かなくてはならない。もう日暮れは間近であったが、もう開き直って諦めてのんびりと行こうと向かったのだが、弱いが追い風が吹き、さらに道もよくスピードは苦もなくどんどん伸びる。それともこのロードのタイヤのおかげだろうか。また足の疲労が取れていたこともあった。

その快適なスピードで思っていたよりも早く、そしてなんとか日が完全に落ちてしまう前に鞆ノ浦へと到着でき、その美しい景観をしばらく堪能することが出来た。じきに日も完全に落ちて真っ暗な中をさらに数キロ走って無事に道の駅に到着。その途中で、100円均一を見つけて覗いてみると、ちょうどよい折りたたみの椅子を発見!迷うことなく購入した。

 そんな椅子に座りながら自炊して快適な夕食となった。ことあとテントを設営して、その中でHP更新作業に移ったが、昨夜の睡眠不足からすぐに睡魔に襲われて、日記を途中にして就寝してしまった・・・

夕暮れの鞆ノ浦
道の駅にて自炊中~
(&百均で買った椅子)




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