車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2002年 11月28日 (木) - 144日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : 道後公園

本日の移動 : 美川村~三坂峠~松山周辺お遍路~松山観光~道後公園

走行距離 : 59.3km

累計距離 : 5,716km
本日の出費

食費 : 1288円

観光費 : 2400円

宿泊費 : 0円

雑費 : 840円

費用詳細 : 観光費:お遍路費用・道後温泉入浴、雑費:入浴洗剤・参拝用品(ロウソク・線香)

現在地 : 愛媛県松山市  ( 全走行図 )

松山歓迎会

出発前、小池さんと♪
 この時期の私にとっては異例の夜明けまで程遠い5時に起床。小池さんはいつもこの時間に起きて頑張っていると聞いて私も今日は頑張ってみた。だが、昨夜は電源が確保できたこともあり、23時ごろまでPC操作していたために、さすがにこの運動量でのこの睡眠時間では眠い~!それでも頑張って、また一緒に自炊。私の持っている温度計では-2℃・・・ 寒い~!!それでもこうして2人で話しながらの食事なのでまだ頑張れた。

 今日も出発前の写真を撮ってそれぞれ出発~!!準備の関係で小池さんは私より10分ほど早く出発していった。そして私も出発♪

 まず目指すは三坂峠、標高は720m!!剣山の登山時の峠を抜かせば、この四国最高の峠になる。そして、お遍路があるために越えなければならない峠。お遍路恐るべし・・・ かなりの気合を入れてスタート。初めは緩やかな長い長い上りが続いた。そして昨日も通った久万の町を抜け、どんどん上っていく。でも、そこまでいっても傾斜はそれほどきつくならず、徐々に上って行ってくれるのが嬉しかった。結局このまま峠まで続いた。こちらから上るとやや拍子抜けの峠ではあったが、それでもこの寒い気温の中、もう汗はビッショリ!そしてそのまま長い長いくだりへと入っていったからもう大変!寒い!!あまりの寒さに一人で叫ぶ!そうしてないと身体が動かないほど寒かった。いつまでもいつまでも下りは続いた。いつこれほど上ったのだろうと驚くほどであった。まあ昨日、一昨日から登りっぱなしであったから、それが一気に来たのだろう。それにしても寒い!くだりの途中から細いわき道へと入る。これもお遍路のためだ。だが、入ったはいいが、その道の狭くて急なこと・・・ いままで寒いながらも気持ちよく下ってきたが、こんどは、フルブレーキの嵐!ガードレールもない小道なので一歩間違えれば谷底へ・・・ もう必死で下っていき、そしてなんとか、目的の46番霊所、浄瑠璃寺へ到着した。

 だが、あまりの寒さにここで汗も乾いていたので衣服を着込むが、震えは止まらず身体が硬直・・・ ベンチでずっとうずくまって体の回復を待った。そのうち日も出てきたこともあり、だんだん暖かくなっていく。そしてようやく参拝へと移った。

 次に47番・八坂寺。ここは数キロしかはなれていないためすぐに到着。そして参拝へと移ろうとしたとき、小池さんと再会♪またバカトークをして次のどこかでの再会を楽しみにして別れた。そのときに聞いたはなしなのでが、ある自転車お遍路さん2人組が私を探していたと言う。そして今日一日探しながらお遍路してみたのだが、結局会うことが出来なかった。どこかですれ違ってしまったのだろうか・・・ それにしても残念だ。

三坂峠より松山市を望む
46番・浄瑠璃寺
47番・八坂寺

 ここから先のお寺はどこも数キロしか離れていなく、どんどん進んでいった。48番、49番、50番と・・・ だが、そんな50番で異変が、足の筋が吊るように痛い。あまりの痛さに休憩してマッサージを繰り返し、なんとか回復。やはり私の体力でのこの走行では足に無理がなるのだろうか・・・ 出発からもう4ヶ月半もたつのにいまだに筋肉痛だ・・・ そんな休憩しているときに、声をかけてかれた方が、名前は”田口さん”聞けば元日本一周チャリダーだそうだ。やはり懐かしくて声を掛けてくれたそうだ。そしてその時にたくさんの方からお世話になって返したいからと、私に餞別を!ありがとうございました。私も今後、いろんな人たちを助けて行きたい。

48番・西林寺
49番・浄土寺
50番・繁多寺前にて
田口さんと♪

 足もなんとか回復して、今日最後のお遍路、51番・石手寺へ。ここはこの松山でもかなり有名なところらしく、そのお寺の規模の大きいこと!そして参拝用品売り場も立ち並ぶ。そこでもう無くなりつつあった、ロウソク、お線香を購入した。これでなんとか88番までもつだろう。

51番・石手寺
石手寺内の三重塔
意外に楽しかった
子規記念博物館

 こうしてお遍路を終えていよいよ松山市観光だ♪今読んでいる司馬遼太郎の「坂之上の雲」がこの松山が舞台になっているだけあって、見たいところがたくさんある。その中のまず1つ、子規記念博物館にいってみることにした。だが、俳句には興味がなく、また無知なため、それほど内容は期待してなかった。ただ、思ったよりも安かったから入って見ることにしたっと言う程度でも入館だった。予想していた内容は俳句がずらりと並び、その説明が書かれている。そんな展示物を予想していたのだが、まったくその逆であった。子規の生涯を、その幕末~明示と言う動乱期の歴史背景と共に展示、そして子規の心意気や生き様がよく伝わってくる内容。もう、面白いこと♪2時間以上ものんびり見てしまった。ビデオ説明も多数あり、ほんとはもっとそれらを見たかったのだが、実はこのあと3時より予定があった。実はまた新聞社へ載せてもらえないかお願いしたのだ。そして快く受けてくれ、その待ち合わせの約束時間なのだ。ちなみに新聞社はもちろん「愛媛新聞」。そのため、最後はちょっと慌てて退館した。

 予定時刻ちょうどに、記者さん登場!さっそくまずは石手寺で写真撮影。なんどやってもこの写真撮影は恥ずかしい。あたりを歩く観光客みんなに注目されてしまうからだ。無事に撮影を終えて、場所を道後商店街のある飲食店に移して、こんどは旅のことについてのお話。この中で、世間話を交えたり、また、観光情報を教えて頂いたりと、楽しい取材となった。さらにはこの昼食までご馳走に。忙しい中、ありがとうございました!

坊ちゃん列車前にて
坊ちゃんカラクリ時計
軍人・秋山好古の墓

 楽しい時間はほんと、あっという間に過ぎる。もう16時半であった。でも、まだまだ観光は続く♪こんどは、坊ちゃん列車と共に記念写真。そして予想外の動きがあって楽しい坊ちゃんカラクリ時計。そして、軍人・秋山好古の墓所も見学。最後を飾るのはもちろん道後温泉!もうその立派な建物を見ているだけで楽しい。そして脱衣所、浴槽も面白い♪ちょうど18時を告げる太古の音を聞きながら、極楽気分を味わった♪

 道後を後にして、今日の寝床予定の道後公園内を散策。このあとは、また嬉しいことがまっている。このHPを見てくれている方が、「よかったら夕食一緒にどうですか?」と誘ってくれたのだ。もちろん快く受けて、この道後公園で寝床ポイントの目星をつけて、待ち合わせ場所へと移る。そして、誘ってくれた”宮本さん”と落ち合い、そして、町のことをいろいろ教えてもらいながら、焼き鳥店へ♪宮本さんも友達も集まって、楽しい飲み会に♪ふだん、こうして語り合うことがほとんど出来ないために、ほんと楽しく嬉しい時間でした。ありがとうございました♪

 こうして、楽しい時間は過ぎていって、帰り道の途中、今度はプリクラを撮る♪この写真を自転車に張り付けて、また元気をもらった。さらには差し入れとして、四国銘菓・ポエムや坊ちゃんストラップ、お米などを頂いた。だんだん宝物が増えていく♪最後は私の寝床の道後公園までわざわざ送ってもらった。ほんとうにありがとうございました♪もうすでに0時、すぐにテントを設営したが就寝したのは1時近くになってしまった・・・

道後温泉~♪
道後温泉・脱衣所の様子
県庁前にて
夕食を誘ってくれた
宮本さんと♪
左前から
宮城さん大澤さん
右前から
私・宮本さん・山本さん
最後に宮本さん宮城さんと
プリクラ~♪
二人は落書き中・・・




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